エルダーテイルTRPG改めログホライズンTRPG第一話最終回『ススキノからの脱出』プレイレポ・その4
前回のレポートはこちら。
http://bluevon.hatenablog.com/entry/2014/08/25/212629
※
前回、ススキノの街全体を揺るがす騒ぎを起こすことで脱出に成功した人騒がせな
冒険者たちは、たっぷり三日ほどかけて、エッゾ帝国と自由都市同盟イースタルを隔
てる第二の関門、ライポート海峡へと辿りついた。
ちなみに、エルダーテイルは実際の地球をモデルにした世界を構築しているので、
わかり辛ければエッゾ帝国を北海道、自由都市同盟イースタルを東日本と考えればわ
かりやすいだろう。つまり、ライポート海峡は青函トンネルの辺りである。
森村:「海、海ー!」
抑圧されたススキノを抜けて開放的な気分になったのか、海を見てはしゃぐ森村。
しかし、ここは前述の通り青函トンネルの辺りである。
アルミナ:「泳いだら死ぬわよ。波が東映のオープニングみたいになってるから」
事実その通りである。
もし泳ぎなど試そうものなら、波に飲まれて海の藻屑と消えてしまうだろう。
東北の海は冷たく厳しいのだ。
閑話休題。
どうしたものか……頭を捻る一行に、深刻そうな顔をしていたポカリスが口を開い
た。
GM/ポカリス:「みんな、聞いてくれ! 俺、MMOは普通の派だったけど……」
GM/ポカリス:「モリソンちゃんの水着姿が見られるなら、VRMMOも捨てたもんじゃ
ないな!」(サムズアップ)
アルミナ:「無言で手が出ます」
ふっとぶポカリス。
それを無視して、一行はライポート海峡を越える手段を考え始めた。
ライポート海峡を越える手段は、大きく分けて三つ。
1.グリフォンなどで空を渡る。
2.レイドエリアである地下トンネルを通る。
3.船を使う。1人5G。
である。
アルミナ:「1人5G……ある?」
森村:「ある!」
レヴィ:「ない」
オロナ:「マイナスです」
一同「は?」
どうやら装備を取得する際、計算を間違えていたらしい。仕方ないので、余分な分
の装備は捨ててもらう事に。読者の方も、計算間違いには十分注意してほしい。
余談だが、ワタシがGMをするとき、各人のキャラクターシートの能力や装備に関し
てはチェックを行わない。何故なら、そこが多少間違っていたところで、セッション
の本質にはなんら影響しないと考えているからである。間違っていて、それが問題に
なった場合は、その時に訂正を行わせればいいのである。
勿論、全てのGMがこうした考えを持っているわけではないので、正確にシートを作
るに越した事はないのだが。
ちなみに、現在の所持金はアルミナが10G、森村が5G、レヴィが0Gである。
もし、オロナの所持金が5G未満の場合は、強制的にレイドエリアを通らざるを得な
いのだが……。
オロナ:「ええと……5G浮きました」
一同:「セーフ!」
というわけで、一行は「3.ライポート海峡を船で渡る」を選択。
アルミナ:「『必ず返してくださいね、レヴィさん』と固い笑顔で渡します」
森村:「あーちゃんはお金にシビアだからねー」
GM:「モリソンはだらしなさそうだな」
レヴィ「でもhimechanっぽいから貢いでもらえそう」
GM:「もりそん『わ~、この装備かわいい! ほしい~!』 次の日、トレードで高
級カードが刺さった装備が」
森村:「ちょっとーやめてよー! フリオニカードわーい!」
アルミナ:「だからソロなのね。ギルド入ると貢いでもらえなくなるから……」
レヴィ:「そして送られてくる携帯電話番号」
GM:「エルダーテイルの闇」
森村:「リアルだからやめよう!?」
GM:「このセッションはよりMMOらしさを重視してお送りしています」
今問われる、MMOらしさとは。
レヴィ:「(公式HPのシートに)タグ追加しておこう。【見抜き】タグ」
オロナ:「おっぱいむちぷりーんって感じだ」
GM:「マジで追加されてるじゃねーか! これが僕たちのRIARU――」
アルミナ:「それやめてwww」
森村:「そんな生々しさはいらない!!」
妙な話題で、しばし盛り上がる一行。
MMORPGのプレイヤーとして、himechanの話題を欠かす事は出来ないのだ。
そんなところで、次回へ続く。