エルダーテイルTRPG改めログホライズンTRPG第一話最終回『ススキノからの脱出』プレイレポ・その1
「アリアンロッド東方編のオンセキャンペーン(足掛け3年)も終わったし、次は何を
やろうかな」
「ログホラTRPGをやろう」
「それがいい」
「それがいい」
そういう事になった。
※
というわけで、最近出たばかりの、今をときめくログホライズンTRPGをプレイする
事になった。GMはもちろん、私ことmikageである。
一応、ログホライズンTRPGというものについて解説しておくが、これは「ログホラ
イズン」という小説の舞台、「エルダーテイル」で「冒険者」となって遊ぼうという
派生作品である。系統としてはファンタジーものとなる。
ログホラ自体は、NHKでアニメ化された国民的作品であるし、知らないものはいな
いだろう。二期も決定しており、今から楽しみにしているアニヲタの諸君も多いはず
である。ちなみに私はろくに見ていないし、原作も一巻の序盤しか読んだ事がない。
一応、事前にそれは断っておく。
このゲームが普通のファンタジー系TRPGと一線を画しているのは、「エルダーテイ
ルは元々はMMO、ネットゲームの舞台であり、PL(プレイヤー)の分身である
PC(プレイヤーキャラクター)も含む「冒険者」たちは、元はネットゲーマーであ
る」という部分である。
つまり、ファンタジーの世界に生きながらも、キャラクターは「ファンタジー世界
に紛れ込んだ現代人」なわけであり、「ファンタジーに紛れ込んだ現代人をロールす
る現代人(我々)」という、なんとも複雑な構造になっているゲームなのである。
とはいえ、特別にそれを意識して遊ぶ必要はないようにも思う。
何故なら、原作の登場人物はすべからく「こいつら本当にネットゲーマーだったの
か?」というファンタジー脳の持ち主だからである。もし、プレイヤーがネットゲー
マーであるならメタネタ等を多く盛り込めば良いし、そうでないなら普通のファンタ
ジー系のシナリオで遊べばいいだろう。
今回の面子は、MMORPGのプレイヤーが多かった事もあり、メタネタを多く含ませ
る事にした。というか、本当はサンプルシナリオで楽をするつもりだったのだが、思
った以上にサンプルシナリオが「ただのファンタジーRPG」だったので、これはイカ
ンと急遽用意したのである。
さて、エルダーテイルの世界に取り込まれた冒険者たちは以下の通り。
□アルミナ(プレイヤー:PE)
メイン盾。隠れヲタのJK。
詳しい説明はこちら(http://lhrpg.com/lhz/pc?id=19905)
□オロナ・ミン(プレイヤー:minkai)
今回がTRPG初プレイとなるネットゲーマー。
「名前は適当に考えろ」という教えを忠実に守り、適当につけられた。
詳しい説明はこちら(http://lhrpg.com/lhz/pc?id=19903)
□レヴィ・ストロース(プレイヤー:ひくら)
とある蛮族を監視する仕事をしている。
蛮族はカタコトで喋るらしい。
詳しい説明はこちら(http://lhrpg.com/lhz/pc?id=20218)
□森村(モリソン)(プレイヤー:ハンス)
himechan。
エルダーテイルの闇を体現する女。
公式にある「冒険者窓口」(作成したPCを登録するところ)で唯一、「見抜き」の
タグを持つ。
詳しい説明はこちら(http://lhrpg.com/lhz/pc?id=20164)
この冒険者たちが挑む冒険は、このような冒険である。
これは、「今回予告」として、事前に冒険者たちに提示している内容である。
予告だけでなく、状況やNPCについて説明しておく事で、ある程度の共通認識を構
築してもらう事を狙っている。今回は原作の登場人物や団体を登場させているが、前
述の通り、「もし、エルダーテイルが現実のMMOだったら?」という想定の元、設定
などは手を加えている。
今回予告:
《大災害》前夜。
クエストでススキノを訪れていた君たちは、その攻略に成功した直後に《大災害》
に巻き込まれ、ホームに帰還できない日々が続いていた。
しかし、《大災害》から数日経った今、ススキノの情勢は徐々に不穏さを
増し始めている。
そこで君たちは、陸路によるホームへの帰還を決断する。
だがその為には、二つの大きな障害があった。
一つは、ススキノからの脱出。
そしてもう一つは、ライポート海峡を越えた先に存在するダンジョン、
《パルムの深き場所》の踏破である――。
ログホラTRPG第一話最終回
『ススキノからの脱出』
これが、僕たちのRIARU――。
状況:
予告の通り、PCたちは《大災害》以前からエルダーテイル内でギルドとして活動し
ていました(何かしらやりたい事があれば、GMに相談の上、この設定を破棄してもら
っても構いません)。
大災害直前に受注したクエストにより、PCたちはエッゾ帝国領ススキノを訪れてい
ましたが、事件に巻き込まれた結果、この街で足止めを食らっています。
しかし、《ブリガンティア》と言う晒しスレ常連ギルドによって、ススキノの情勢
は日増しに悪化の一方を辿っています。
《ブリガンティア》:
元々、狩場の独占やマスターであるデミクァスの横暴な振る舞いで、晒しスレ(ネ
トゲには付き物の奴)に度々名前の出ている悪名高いギルド。
最近は腕力に物を言わせ、ススキノを支配しつつある。
デミクァス:
重度のロリコンで有名なブリガンティアのメイン盾。
北斗の拳を読み過ぎた結果、《大災害》後の世界を世紀末か何かと勘違いしてい
る。クラスは勿論モンク。
だが、その実力はそこらの凡百プレイヤーでは手も足も出ないほど。
だが、今回は別にこいつと戦ったりするシナリオではない。
NPC:
ポカリス・ウェット:
PCたちのギルドに所属するスワッシュバックラー。
大災害前のクエストで一緒にススキノを訪れていた。
お調子者で、大雑把かついい加減な性格。
名前は、エルダーテイルを始める時に飲んでいた飲み物がポカリだった事による。
だいたい役に立たない。
以下、次回へ続く。