エルダーテイルTRPG改めログホライズンTRPG第一話最終回『ススキノからの脱出』プレイレポ・その1

アリアンロッド東方編のオンセキャンペーン(足掛け3年)も終わったし、次は何を

やろうかな」

「ログホラTRPGをやろう」

「それがいい」

「それがいい」

 

 そういう事になった。

 

 

 というわけで、最近出たばかりの、今をときめくログホライズンTRPGをプレイする

事になった。GMはもちろん、私ことmikageである。

 

 一応、ログホライズンTRPGというものについて解説しておくが、これは「ログホラ

イズン」という小説の舞台、「エルダーテイル」で「冒険者」となって遊ぼうという

派生作品である。系統としてはファンタジーものとなる。

 

 ログホラ自体は、NHKでアニメ化された国民的作品であるし、知らないものはいな

いだろう。二期も決定しており、今から楽しみにしているアニヲタの諸君も多いはず

である。ちなみに私はろくに見ていないし、原作も一巻の序盤しか読んだ事がない。

一応、事前にそれは断っておく。

 

 このゲームが普通のファンタジー系TRPGと一線を画しているのは、「エルダーテイ

ルは元々はMMO、ネットゲームの舞台であり、PL(プレイヤー)の分身である

PC(プレイヤーキャラクター)も含む「冒険者」たちは、元はネットゲーマーであ

る」という部分である。

 

 つまり、ファンタジーの世界に生きながらも、キャラクターは「ファンタジー世界

に紛れ込んだ現代人」なわけであり、「ファンタジーに紛れ込んだ現代人をロールす

る現代人(我々)」という、なんとも複雑な構造になっているゲームなのである。

 

 とはいえ、特別にそれを意識して遊ぶ必要はないようにも思う。

 何故なら、原作の登場人物はすべからく「こいつら本当にネットゲーマーだったの

か?」というファンタジー脳の持ち主だからである。もし、プレイヤーがネットゲー

マーであるならメタネタ等を多く盛り込めば良いし、そうでないなら普通のファンタ

ジー系のシナリオで遊べばいいだろう。

 

 今回の面子は、MMORPGのプレイヤーが多かった事もあり、メタネタを多く含ませ

る事にした。というか、本当はサンプルシナリオで楽をするつもりだったのだが、

った以上にサンプルシナリオが「ただのファンタジーRPG」だったので、これはイカ

ンと急遽用意したのである。

 

 さて、エルダーテイルの世界に取り込まれた冒険者たちは以下の通り。

 

□アルミナ(プレイヤー:PE)

 メイン盾。隠れヲタのJK。

 詳しい説明はこちら(http://lhrpg.com/lhz/pc?id=19905

 

□オロナ・ミン(プレイヤー:minkai)

 今回がTRPG初プレイとなるネットゲーマー。

「名前は適当に考えろ」という教えを忠実に守り、適当につけられた。

 詳しい説明はこちら(http://lhrpg.com/lhz/pc?id=19903

 

レヴィ・ストロース(プレイヤー:ひくら)

 とある蛮族を監視する仕事をしている。

 蛮族はカタコトで喋るらしい。

 詳しい説明はこちら(http://lhrpg.com/lhz/pc?id=20218

 

□森村(モリソン)(プレイヤー:ハンス)

 himechan。

 エルダーテイルの闇を体現する女。

 公式にある「冒険者窓口」(作成したPCを登録するところ)で唯一、「見抜き」の

タグを持つ。

 詳しい説明はこちら(http://lhrpg.com/lhz/pc?id=20164

  

 この冒険者たちが挑む冒険は、このような冒険である。

 これは、「今回予告」として、事前に冒険者たちに提示している内容である。

 予告だけでなく、状況やNPCについて説明しておく事で、ある程度の共通認識を構

築してもらう事を狙っている。今回は原作の登場人物や団体を登場させているが、前

述の通り、「もし、エルダーテイルが現実のMMOだったら?」という想定の元、設定

などは手を加えている。

 

今回予告:

 
 《大災害》前夜。

 クエストでススキノを訪れていた君たちは、その攻略に成功した直後に《大災害》

に巻き込まれ、ホームに帰還できない日々が続いていた。

 
 しかし、《大災害》から数日経った今、ススキノの情勢は徐々に不穏さを

増し始めている。

 そこで君たちは、陸路によるホームへの帰還を決断する。

 
 だがその為には、二つの大きな障害があった。

 一つは、ススキノからの脱出。

 そしてもう一つは、ライポート海峡を越えた先に存在するダンジョン、

《パルムの深き場所》の踏破である――。

 

ログホラTRPG第一話最終回

『ススキノからの脱出』

 

 これが、僕たちのRIARU――。

 

状況:

 予告の通り、PCたちは《大災害》以前からエルダーテイル内でギルドとして活動し

ていました(何かしらやりたい事があれば、GMに相談の上、この設定を破棄してもら

っても構いません)。

 

 大災害直前に受注したクエストにより、PCたちはエッゾ帝国領ススキノを訪れてい

ましたが、事件に巻き込まれた結果、この街で足止めを食らっています。

 しかし、《ブリガンティア》と言う晒しスレ常連ギルドによって、ススキノの情勢

は日増しに悪化の一方を辿っています。

 

《ブリガンティア》:

 元々、狩場の独占やマスターであるデミクァスの横暴な振る舞いで、晒しスレ(ネ

トゲには付き物の奴)に度々名前の出ている悪名高いギルド。

 最近は腕力に物を言わせ、ススキノを支配しつつある。

 

デミクァス:

 重度のロリコンで有名なブリガンティアのメイン盾。

 北斗の拳を読み過ぎた結果、《大災害》後の世界を世紀末か何かと勘違いしてい

る。クラスは勿論モンク。

 だが、その実力はそこらの凡百プレイヤーでは手も足も出ないほど。

 

 だが、今回は別にこいつと戦ったりするシナリオではない。

 

NPC

ポカリス・ウェット:

 PCたちのギルドに所属するスワッシュバックラー。

 大災害前のクエストで一緒にススキノを訪れていた。

 お調子者で、大雑把かついい加減な性格。

 名前は、エルダーテイルを始める時に飲んでいた飲み物がポカリだった事による。

 

 だいたい役に立たない。

 

 以下、次回へ続く。